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2015.7.21(火) イベントレポート
【イベントレポート】7/9『これから働きたいママのためのプレおしごと講座』~ピラティス教室編~

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7月9日に、「これから働きたいママのためのプレおしごと講座」の第3回を開催いたしました。今回は、お教室サロンコースのピラティス教室編。2児のママでありながら、ピラティス教室を主宰する長野実生さんにご登場いただきました。

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講師プロフィール
ピラティスインストラクター 長野実生さん
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保険会社に勤務するかたわら、ピラティスインストラクターの資格を取得。その後退職し、現在はピラティス教室「Laulea(ラウレア)」、キッズチアリーディングスクール「Lino Keikies(リノケイキーズ)」を主宰。私生活では、5歳・2歳の兄弟のママ。逗子市在住。

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途中ピラティスのエクササイズや受講者の方との質疑応答もはさみながら、対談形式でたっぷり約90分お話を伺いました。ここでは、対談と質疑応答の内容をレポートにしてお届けします。

【目次】
・開業までのプロセス(始め方のポイント)
・開業後のプロセス(広げ方のポイント)
・現在のワークスタイル

 

開業までのプロセス(始め方のポイント)

“「子どもともっと一緒にいたい」そんな想いから新しい働き方を模索”

-現在2つの教室を運営されている長野さんですが、会社員時代に一念発起してピラティスインストラクターの資格を取得したと伺っています。きっかけについて教えてください。

長野:第一子出産後に職場復帰しましたが、長男が入園から半年経ってもまだ毎朝保育園に行くのを嫌がり泣いていました。それに加え、子どもと過ごせる時間が日々不足していることも悩むようになり、働き方を変えたいと考え始めました。色々と自由度の高い働き方を模索した結果、辿り着いたのがピラティスインストラクターの仕事でした。実はそれまでピラティスは全く経験がなかったのですが、元々体を動かすのは大好きでしたし、まだお教室が少なそうなピラティスに可能性を感じ、直感的に「これだ」と思いました。

-会社勤めと子育てをしながら、資格取得や教室オープンの準備をされています。そのあたりの詳しいお話を、以下の4つのSTEPに分けてお伺いしたいと思います。

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STEP1 ピラティスインストラクター資格取得養成コースを受講
STEP2 ブログやSNSを通じて集客活動を開始
STEP3 養成コースを卒業前に、模擬レッスンを経験
STEP4 お教室スタート

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【STEP1 ピラティスインストラクター資格取得養成コースを受講】

-まず、どのように資格を取るスクール(協会)を選んだのか教えてください。

長野:私の場合は、「子連れで受講できる」ことと、「教室の運営方法まで詳しく教えてもらえる」ことが決め手でした。色々なスクールがあるので、ご自分の学びたい内容や受講したいペースに合うものを選ぶのがよいと思います。

-資格取得にかかる時間や費用はどれくらいでしょうか?

長野:私は当時会社員で週末しか時間が使えなかったので、週1回2〜3時間、半年かけて通いました。合計時間は35時間程度です。週2回通えるなら、3~4ヶ月で取得可能だと思います。費用はスクールによっても違いますが、大体20 ~30万円程度が相場ではないでしょうか。

-資格取得に向けてどのようなことを学びましたか?

長野:実技やピラティスの理論に加えて、集客方法や価格設定などについても教わりました。
例えば、価格・コースの設定について、「お客様が選びやすいように3種類以上用意したほうがいい」とか。また、最初は自信がなくて必要以上に低価格にしがちなのですが、むしろうまくいかないことが多いそうです。安売りをするのではなくて、きちんと価格に見合う価値を提供できるように努力するのが大切だと学びました。

【STEP2 ブログやSNSを通じて集客活動を開始】

-スクールに通っている当時からブログやSNSでの情報発信を始められたのですね?

長野:はい。「資格取得の勉強をしている最中から集客をして、教室オープン時には既にお客様が集まっている状態を作る」というのが協会で教えてもらった方法です。ブログの立ち上げ方やmixiでコミュニティを作る方法なども、一から丁寧に教えてもらいました。最初はブログを立ち上げることから始めるのがいいと思います。「こんな想いでがんばっています」という感じで教室オープンへの想いなどを発信していきます。自分を知ってもらって、お教室に興味を持ってもらうためには、コツコツ書き続けることが大切です。

図1

【STEP3 養成コースを卒業前に、模擬レッスンを経験】

-スクール卒業の前に「模擬レッスン」があったそうですが、これはどのようなものでしょうか?

長野:本番同様、実際に1時間のレッスンをしました。お客様は私が研修中だということを知らずにレッスンを受けます。プログラムを組み立てることはもちろんですが、レッスン前後の挨拶や危険防止対策まで行います。私の場合は子連れOKのピラティス教室なので、お子様がドアで指を挟まないか、物が倒れてこないかなども入念にチェックします。

【STEP4 お教室スタート】

-実際に教室をオープンし、軌道に乗るまではご苦労もあったのでしょうか?

長野:やはり集客は一番苦労しました。私の場合は、お子様連れの方が対象なので、どうしても直前のキャンセルが出てしまうことが多いです。当日キャンセルが続出して落ち込んだ時もありました。それでもママ達に負担なくピラティスを楽しんでいただきたいので、キャンセル料はなし、レッスンチケットの有効期限も設けていません。キャンセル待ち予約を受け付けるなどの工夫をしつつ、何よりも「通いたい」と思ってもらえる努力が大切だと思います。
また、会社員時代とは異なり、全て自分一人で責任を負わなくてはいけないので、そのプレッシャーがありました。私が通っていた協会では卒業後も相談にのってくれましたので、そういった面でとても支えになり、ありがたかったです。

 

開業後のプロセス(広げ方のポイント)

“先行事業のノウハウを活かしながら、先行事業の課題解決になる新たな事業を立ち上げる”

-その後長野さんは、キッズチアスクールも始められました。こちらの経緯をお聞かせください。

長野:大学時代、それから社会人になってからもチアリーディングをやっていたこともあり、いつか子どもたちにチアを教えたいと思っていました。協会にも相談しながら、ピラティス教室と同様の手順で立ち上げました。

-ピラティス教室でのノウハウを活かして、スムーズに立ち上げられたのですね。2つの教室を並行して運営されてみて、いかがですか?

長野:それぞれ運営・収益面で違いがあるので、両者が補完しあって上手くバランスをとれています。ピラティス教室は、気兼ねなく子連れで参加いただけるように、キャンセル料なしにしています。そういった背景もあり収益の面では不安定になりがちです。ただ、子どもの予定に合わせてレッスンの日程を調整できるなど、運営はしやすいです。一方、キッズチアスクールは、決まった曜日に開講していたり、子どもたちをまとめていく難しさがあったりと教室運営の難易度は高めですが、その代わり月謝制で収益面では安定しています。

-2つの事業がすごくうまく組み合わされていますね。

図2

 

“お客様のニーズに合わせて新しい事業展開を”

-長野さんは現在、ご自身のスタジオもお持ちです。なぜスタジオを持とうと考えたのですか?

長野:お子様のプレイスペースを作るなど、子連れの生徒さんがもっと過ごしやすい空間でレッスンをしたいという想いがありました。ただ、私の場合は身内の物件を借りるなどたまたま条件が揃ったから実現しましたが、必ずスタジオを持ったほうがいいというわけではありません。

-スタジオでは、ピラティス教室だけではなく様々なイベントを開催されているとか。

長野:ピラティス教室の生徒さんは、ピラティスを極めたいというよりも、「リフレッシュしたい」と思って来てくださる方が多いです。ですから、アンケートで生徒さんの要望を聞き、それにお応えできるように活動の幅を広げています。他の分野の講師の方と協働してイベントを開催したり、今年新たに子育てカウンセラーの資格を取得したりもしました。お客様のニーズをしっかり把握しておけば、新しいチャレンジも成功しやすいと思います。

 

現在のワークスタイル

“子どもと一緒に過ごす時間を大切に。その上で仕事にもやりがいを”

-最後に、普段の働き方や、働く上で大切にしていることを教えてください。

長野:ピラティス教室を開催するのは上の子が幼稚園に行っている間で、下の子はレッスンにも連れていきます。キッズチアスクールも土曜日の午前中2時間のみなので、それ以外の時間はずっと子どもと一緒にいられるんです。何か新しいことを始めるときも、「子どもとの時間を大切にしたい」という想いは常に心の中にあります。その軸はぶらさずに、仕事もやりがいと責任を持ってやっていきたいと思っています。

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お子様との時間を大切にしながらも、次々と新しいことにチャレンジしていく、明るくエネルギッシュな長野さん。お話しいただいた教室運営のノウハウは、他のジャンルでも活かせそうな内容がたくさんでした。

「これから働きたいママのためのプレお仕事講座」。今後の講座はこちらから確認いただけますので、興味のあるかたはぜひご参加ください。